横浜市港北区日吉の内科・消化器内科・内視鏡内科

禁煙外来|日吉本町いけだ内科 消化器・内視鏡クリニック

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禁煙外来

禁煙外来|日吉本町いけだ内科 消化器・内視鏡クリニック

喫煙が身体に良くないことは、皆さんご存知と思いますが、その事実を本当に理解している方はごく少数です。実際病気になってから、あるいはご家族が病気になってから、はじめてその重大さに気づく場合が多いです。また、喫煙を止めようと思っても、「ニコチン」の依存性はとても強いため、とても止めることが難しいです。

当院では、医師による指導やアドバイスに加え、禁煙補助薬の処方を受けることができます。禁煙補助薬を用いて禁煙治療を行うことで、自力で禁煙するより、比較的楽に禁煙することができますので、「たばこを止めたくても、なかなか止められない」そんなときは、お気軽に受診してください。

禁煙補助薬

保険診療で使える禁煙補助薬にはニコチンパッチ(貼り薬)とバレニクリン(飲み薬)があります。これらの禁煙補助薬を用いた治療は、禁煙後のニコチンの離脱症状が緩和され、自力で禁煙するよりも比較的楽に禁煙することができます。 ニコチンパッチはニコチンを含む貼り薬です。バレニクリンはニコチンを含まない飲み薬で、タバコを吸った時の満足感を抑える作用もあります。

しかしながら、現在飲み薬のバレニクリン(チャンピックス®)は、出荷停止となっており、供給が再開される目処がたっておりません。そのため、貼り薬のニコチンパッチ(ニコチネルTTS®)での禁煙治療となります。ニコチンパッチは1日1回パッチを貼るだけの簡単な使用方法で、禁煙をサポートします。 

保険適応

禁煙治療を保険診療で行う場合、(1)ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断されたものであること(2)35歳以上では1日の喫煙本数に喫煙年数を乗じて得た数が200以上であること(3)直ちに禁煙することを希望し、禁煙治療を受けることを文書により同意していることの全てを満たすことが必要です。

費用

保険診療でニコチンパッチによる治療を受ける場合の自己負担額(3割負担)は、診療所ではおよそ6,000円、保険薬局でおよそ7,500円です。

治療の流れ

標準的な禁煙治療プログラムは、12週間にわたり、計5回の禁煙治療を行います。まず、初回診察では、患者さんと話し合って喫煙状況やニコチン依存度、禁煙の関心度などをチェックし、呼気中一酸化炭素濃度などを検査いたします。その後、病状に合わせて治療方法をご説明し、禁煙開始日を決定します。初回診察から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計4回、禁煙のための治療を行います。

たばこの害

多くの事実が明らかとなっています。

喫煙は健康寿命を10年短くします。寿命も7年短くなります。
喫煙は肺がん、喉頭がん、食道がんと関連があります。
喫煙は血圧を上昇させ、糖尿病は2倍、心筋梗塞は3倍になります。
クモ膜下出血の発症が3~4倍になります。
慢性閉塞性肺疾患の患者さんの大半が喫煙者です。
女性の方では、閉経が早くなり、不妊症が増えます。妊娠中には胎児の発育が障害されます。
うつ病の発症が2倍になり、認知症にもなります。
顔色が悪くなり、皮膚の健康が失われ、お化粧のノリが悪くなります。
低くしわがれた声、「スモーカーズ・ボイス」になります。
歯周病になり、歯が失われます。
自分のみならず、受動喫煙で周囲の人が病気になります。

出典:一般社団法人 日本禁煙学会

編集・発行 禁煙ポケットブック第2版 より

「ニコチン依存症」は立派な病気です。なので、やめられなくて当然です。しかし、治せる病気です。いつの間にか吸い始め、いつの間にかやめられなくなっている喫煙者こそ被害者です。禁煙外来では、患者さんの禁煙治療をサポートいたします。是非、禁煙にチャレンジしていただければと思います。